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LINUX組み込みボードGEB302

LinuxOSを搭載した組み込みボードGEB302

GEB302は、RISCプロセッサSH7727にLinuxOSを搭載した組み込みボードです。


入出力には、LAN・USB・CFスロット・シリアルIO・LCD表示用出力などの色々な標準インターフェースをそろえています。OSにはLinuxを採用しているので、高度なネットワーク機能を必要とするシステムの開発にも対応可能です。


拡張パスなどを揃えた複層構造を採用することで拡張性にも配慮されており、多様な組み込みアプリケーションにご利用いただけます。

Linux採用

OSにLinuxを採用

最新のバージョン2.6

OSにLinuxを採用しているため、ライセンスは不要です。またOSのソースプログラムが公開されているので、問題が生じたときの対処が可能です。最新のバージョン2.6を採用しているので、最新のネットワーク機能、USBサポートなどを利用したアプリケーションの開発が可能となっています。

低消費電力

3.3V, 1.9VのDC-DCコンバータで高効率

Linuxシェルプロンプトで0.31A(電圧5.0V)

Linux プログラム動作時最大0.54A(電圧5.0V)

※ ただし、USB,CF,LCDなどを一切接続しない状態の実測値です。

基板内の3.3V, 1.9Vはスイッチング方式のDC-DCコンバータで降圧しているため、高効率となっています。発熱量が少ない(3ワット弱)ので、放熱対策が容易です。密閉構造の筐体もうまく設計すれば可能です。(密閉構造となれば、防塵、防湿対策が容易!)

低初熱

フル動作時、MPU温度40.6℃(周囲温度23.5℃)

最も発熱量の多いMPUパッケージ中央の温度は、フル動作時 で50.6℃(温度差25.0℃)、待機時で38.7℃(温度差13.1℃)とヒートシンクなしながら比較的低い温度です。

完全ROM化可能

Linux の動作に必要なファイルをすべてROM化可能

オンボードのフラッシュROMは余裕の32Mバイト

ROMのフリーエリアは23.5Mバイト

フラッシュROMのリードオンリ状態では、どのように電源が切断されてもファイルシステムにダメージを受けることはありません。また、ネットワーク接続時で、ウィルスに感染する心配がありません。フラッシュROMのリードオンリと書き込み可能状態の切り替えは、コマンドで簡単に行えます。
ROMにはIPL、カーネル、ルートファイルシステムが書き込まれていますが、ユーザーが自由に利用可能なスペースは23.5Mバイト(全体の75%)残されています。より大きいスペースが必要な場合は、64MバイトのフラッシュROMに交換することも可能です。

SRAM搭載

電源バックアップのSRAM搭載

Linux からはディスクとしてアクセス

通常のデータファイル保存はCFで十分ですが、頻繁に書き換えが必要な場合は書き換え回数に制限のあるCFでは不十分です。こんなとき、書き換え回数に制限のないSRAMはとても重宝します。データが増えてきたら容量の大きいCFにコピーできます。また、電源のバックアップがあるため、停電にも安心です。

スーパーキャパシタ搭載

RTC、SRAMをバックアップ

電池などが接続可能

数日(10日間程度)のバックアップなら、オンボードのスーパーキャパシタで対応可能です。さらに、長期のバックアップが必要な場合は専用のコネクタに電池などを接続可能です。

VGA LCD

640*480, 16bpp TFT LCD

VGA のLCD(640*480 TFT) が接続できます。ドライバ、サンプルプログラムがすでに用意されています。タッチパネルと組み合わせることで幅広い応用が可能となります。

USB

USB 1.1 Host・Function

ホットプラグが可能

USB Hostには、USBメモリ、USBカードリーダ、USBキーボード、USBマウス、USBシリアルポートなどが接続可能です。また、マウント状態でなければ、電源が入ったままでプラグの抜き差しが可能です。Windows PC のファイルをUSBメモリ経由でコピーしたいとき、とても重宝します。 USB Function はWindows PC、Linux PCと容易に接続できるように、検討を進めています。

Ethernet

Webサーバboa

ftpサーバ

OSにLinuxを採用したことにより、高度なネットワーク機能が利用できます。オンボードのROMには、すでに小型のWebサーバboa,ftpサーバがインストールされています。ホームページのサーバとしても利用可能です。また、ftpを利用しホストPCで開発したプログラムの転送が可能(挿入のスナップはWindowsのftp接続されたウィンドウ)となっています。  なお、ネットワーク接続に必要となるMACアドレスはすでに取得済みです。

汎用IOポート32CH

メインMPU直結8CH

サブMPU接続24CH

高速の処理が要求される用途には、メインMPU直結のIOポート8チャンネルが利用できます。(内4チャンネルは入力のみ可)低速で十分な用途には、サブMPU接続の24チャンネルが利用できます。

AD/DAコンバータ

10bit AD 4チャンネル

8bit DA 2 チャンネル

10bitのADコンバータ4チャンネル、8bitのDAコンバータ2チャンネルが利用できます。タッチパネルを使うとき、このADコンバータに接続すればすぐに動作可能となります。DAコンバータは電子音の出力などに便利です。

耐久試験等

耐高温試験 …… 80℃10時間

耐低温試験 …… -5℃10時間

静電気試験 …… 8kV 気中放電、4kV 接触高電圧印加

インパルスノイズ試験 …… 1μs,1kVインパルス

電源瞬断試験 …… 瞬断6サイクル(5V 2.3A ACアダプタ使用時)

上記の条件で、耐高温試験、耐低温試験、静電気試験、インパルスノイズ試験、電源瞬断試験を実施済みです。

復層構造

基本機能のMPUボード

機能を拡張するベースボード

要求の機能が十分な場合は、上部の基板(MPUボード)のみ単独で動作可能となっています。また、下部の基板(ベースボード)には16ビットの拡張バスを備え、多様な要求に対応できる構造となっています。

差動シリアルインターフェース(オプション)

RS485 * 2 CH

RS232Cでは対応できない長距離の伝送が必要な場合は、ベースボードにRS485対応の差動シリアルインターフェースを実装することが可能です。


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